明治大学はこのほど、世界的な物価高騰や円安傾向という社会状況の変化を受け、同学独自の留学奨励助成金制度である「外国留学奨励助成金」「トップユニバーシティ留学奨励助成金」の2つを改編すると発表した。これにより、一人当たりの支給金額を増額するとともに、さまざまなタイプの学生の留学をより厚く支援可能となる制度とする。いずれの助成金制度も2027年度派遣学生からの適用を予定している。
改編後の「外国留学奨励助成金」では、渡航費、授業料などに対する助成額が年間最大約220万円となり、現行制度よりも70万円の増額となる。また、「トップユニバーシティ留学奨励助成金」では、一人当たりの支給金額の上限700万円を維持し、助成の対象となる留学先大学を、原則、世界ランキング100位内の大学に広げ、米英以外の大学も対象とし、さまざまなタイプの学生の留学を支援する。
各助成金の概要は以下のとおり。
海外の大学(大学が協定を結ぶ協定校等)に1学期以上留学する学生を対象とした助成金。
GPA2.0以上(最高点は4.0)である学生。(大学院生はGPA3.0以上)
※所得制限なし
※在留資格が「留学」の学生は対象外
①留学先授業料が発生する留学プログラム(授業料負担型留学)に参加する場合(1年間)
②留学先授業料が発生しない留学プログラム(交換型留学)に参加する場合(1年間)
The Times Higher Education等が発表する世界大学ランキング20位以内の本学が指定するトップユニバーシティ、または、本学が交換型の留学プログラムを持つ海外協定校のうち、原則として世界大学ランキング100位内の大学へ1学期以上留学する学生を対象とした助成金。
※所得制限なし
※在留資格が「留学」の学生は対象外