聖学院中学校・高等学校(東京都)はこのほどPCルームをリニューアルした。同校では、新しい形態の授業の場として「フューチャーセンター」を活用している。今回のリニューアルでは、子供たちが学びの形に合わせてフレキシブルに活用できるよう、既存のPCルームを「フューチャーセンターC」として整備。ICT環境の整備と併せ、多様な学びの空間を完成させた。整備を担当したのはJMC。
今回のリニューアルでは、JMCが考えるこれからの学習環境のあるべき姿として、「Campfires in Cyberspace」の考え方をベースに、「MOUNTAIN TOP(山の頂)」「CAVE(洞窟)」「WATERING HOLE(水飲み場)」の3つの役割を持つ学習環境を整えた。
「MOUNTAIN TOP」を参考に、スポットライトとカーペットのカラーリングで、フラットな発表スペースを確保。「CAVE」をもとに、一人でじっくり集中できる没入感のあるカウンターコーナーを窓際に配置した。これら2点は、既存の「フューチャーセンター」と異なる特徴となっている。可動や組み合わせが容易で、グループワークに適したデスクとチェアは、「WATERING HOLE」の役割を担う。黒と赤を基調とした内装デザインは、ガイアエデュケーションの協力により、特別感やクールさを演出した。さらに、着座姿勢が取りやすい「Yogibo(ヨギボー)」の採用により、リラックス効果から意見交換の活性化を狙う。
整備を担当したJMCは、子供たちが自由に学び方を選ぶことで、主体的なコミュニケーションや、アイデアの創出につながることを期待しているという。