チエルは2月に、Google Workspace for Education のアカウントや Chromebook デバイスの管理・運用を支援するツール「InterCLASS Console Support」をVer.4.0にバージョンアップする。
今回のバージョンアップでは、Google Classroom の悪用防止、Chromebook の管理効率化(バッテリー状態・通信トラフィック可視化)、既存のデジタル教科書・教材活用における支援機能における対応プラットフォームの拡充という3点について機能を強化する。
クラスの作成日やお知らせと課題の投稿日などの条件から、長期的に使用されていないと思われる組織内のGoogle Classroom が検索できるようになる。これにより、学習外での不適切な利用や悪質な書き込みによる荒らし行為を未然に防ぎ、安全なGoogle Classroom の運用を実現する。
InterCLASS Console Supportで管理しているChromebook のバッテリー状態を一元的に可視化することで、バッテリーの劣化や異常を早期に発見する。また、バッテリー交換のタイミングを最適化することでコスト削減にもつながる。
さらに、端末ごとの送信 / 受信ビットレートやWi-Fi強度といった通信トラフィックも可視化でき、エンドポイントでの可視化が可能になった。これにより、通信速度が極端に遅かったり、頻繁に接続が切れたりする端末を迅速に特定でき、端末管理の効率化や学校全体のネットワーク改善が期待できる。
従来、デジタル教科書・教材のプラットフォームごとに異なるデータの並び順に合わせてCSVファイルを一つひとつ作成する必要があり、教員の作業負担が大きな問題となっていた。InterCLASS Console Supportでは、登録先のプラットフォームに合わせて最適な形式のCSVファイルを自動生成でき、本バージョンからは対応するプラットフォームを拡充することで、課題となっていた年次処理などの作業時間を大幅に削減して、教員のさらなる業務効率化に貢献する。