文部科学省はこのほど、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)について、2024年度に対象となる指定校47校の中間評価を発表した。
SSHの中間評価は、指定から3年目の学校について、SSH企画評価会議協力者(外部の有識者)による研究開発の進捗状況等の評価を行い、各学校がその時点における研究開発等の内容を見直す機会とし、事業の効果的な実施を図ることを目的としている。
中間評価の対象となったのは、2022年度に新たに指定した開発型・実践型(指定期間:5年)の47校。項目別評価の結果を合計し6段階評価で行った。
6段階で最も高い評価(優れた取組状況であり、研究開発のねらいの達成が見込まれ、更なる発展が期待される)は該当校がなかったが、宮城県仙台第一高等学校など7校が2番目に高い評価(これまでの努力を継続することによって、研究開発のねらいの達成が可能と判断される)を得ている。
今回の中間評価を総合的に見ると、一定程度以上の高い評価を受けた学校が34.0%(16校)、一層の改善努力が求められる学校が61.7%(29校)、このままでは研究開発のねらいを達成することが難しいと思われる学校が4.3%(2校)認められた。なお、今後の努力を待っても研究開発のねらいの達成が困難であると思われる学校はなかった。
スーパーサイエンスハイスクールの中間評価(令和6年度実施)について