東京書籍は1月14日、教育現場の地道な実践活動に光を当て、優れた指導法を広く教育現場に広めることを目的とした「第40回東書教育賞」(共催:公財・中央教育研究所)の受賞者を発表した。40回目の節目となる今年度は「未来を担う子どもと共に歩む確かな教育実践」のテーマに対し、全国の小中学校の教員と教育関係者から154編の応募があった。
審査の結果、小学校部門で優秀賞3編・特別記念賞1編・奨励賞4編、中学校部門で最優秀賞1編・優秀賞1編・特別記念賞2編・奨励賞3編が選出された。表彰式は1月25日に同社本社にて開催される。また、受賞論文は論文集としてまとめられ、全国の学校や教育機関などに配付される。
今回の応募論文の特徴として、「個別最適」をタイトルに含む論文が5編、「自由進度学習」をタイトルに含む論文が3編あった。教科・領域では「特別支援」関係が9編あり、多様な児童・生徒が学ぶ現在の学校の現状を反映している。また、今回初めてタイトルに「生成AI」を含む応募論文があった。今後、学校現場で生成AIを活用した取り組みが進み、応募論文が増加していくことが予想される。