「地形図のある学校図書館の創設」実行委員会は、全国80か所以上のモデル校を対象に地形図等のセットを無料で配備し、児童生徒らの利活用の有効性の検証等を目的としたモニタリング調査を行ってきた。これら、モデル校での利活用事例を紹介するとともに、教育現場での地形図利活用の有効性等について改めて検証すること等を目的に、2024年度公益財団法人図書館振興財団助成事業として「地形図等利活用シンポジウム」を3月2日(日)、東京・千代田区の日比谷コンベンションホールで開催する。
2022年4月、新学習指導要領が施行され、全国の高等学校では約50年ぶりに地理総合が必履修化された。地理的事象を多面的・多角的に考察し、課題の解決に向けて構想する力を養うためには、小中学校からさまざまな地図に触れ親しみ、その役割や有用性について理解するなど継続的な地理教育が求められる。文部科学省では、日常生活と結び付いた地理的技能を身に付ける手段として、国土地理院刊行の地形図(紙地図)の利活用を挙げている。
「地形図のある学校図書館の創設」実行委員会が地形図等のセットを配備したモデル校では、地域の地理・防災・文化・産業・平和等に関する図書館や教室での調べもの・イベント・授業など、児童生徒に対する様々な利活用方法が提案・実践されている。シンポジウムではモデル校の活用事例などを紹介する。
<開催概要>
【開催日時】
2025年3月2日(日) 13:30開演~16:30終演
【開催場所】
日比谷コンベンションホール(大ホール)
※〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-4 千代田区立日比谷図書文化館 B1階
【アクセス】
東京メトロ丸の内線・日比谷線「霞ケ関駅」B2出口より徒歩約3分
都営地下鉄三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩約3分
東京メトロ千代田線「霞ケ関駅」C4出口より徒歩約3分
JR新橋駅日比谷口より徒歩約10分
※施設に駐車場・駐輪場は無いので公共交通機関をご利用下さい。
日比谷公園内に「日比谷駐車場」があります。
※3月2日は「東京マラソン」の開催日のため、会場周辺の交通規制にご注意ください。
【主催・後援】
主催:地形図のある学校図書館の創設実行委員会
後援:国土交通省国土地理院、産経新聞社、日本地理教育学会、全国地理教育研究会、
日本地図学会、(公社)日本図書館協会
【スケジュール(敬称略)】
13:15 受付開始
13:30 開会
13:30~ 開会挨拶:(一財)日本地図センター理事長 稲葉和雄
13:35~ 事業紹介:(一社)地図協会理事長 五本木秀昭
13:45~ 助成団体から:(公財)図書館振興財団事務局長 佐藤達生
13:55~ 「紙の地形図利用を無くしてはならない」
玉川大学名誉教授/名桜大学特任教授 寺本潔
14:10~ 「地図で日本を正しく知ってもらうことの重要性」
内閣官房 領土・主権対策企画調整室 内閣参事官 上村秀樹
14:20~ 「地形図等の活用事例の紹介」
事例1:専修大学松戸高等学校 教諭 泉貴久
事例2:東京都立三鷹中等教育学校 教諭 伊藤智樹
事例3:藤沢市立大清水中学校 教諭 寺田京子
事例4:大妻中野中学校・高等学校 教諭 牛込裕樹
15:15~ ワークショップ「地形図等の利活用」
日本大学経済学部 教授 卜部勝彦
15:50~ 総合討論
ファシリテーター:玉川大学名誉教授/名桜大学 特任教授 寺本潔
参加者:登壇者代表
ビデオゲスト:前全国地理教育研究会会長 髙橋基之
16:25~ 閉会挨拶:(一社)地図協会 理事長 五本木秀昭
16:30 閉会
【参加方法】
事前申し込みによる対面参加(200人まで)
以下の内容でメールを送信。申込用紙を送信する。
件名:「地形図等利活用シンポジウム参加希望」
本文:「氏名」を記載
宛先:地形図のある学校図書館の創設」実行委員会事務局 日本地図センター
E-mailアドレス: chizukan@jmc.or.jp