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「第5回 SDGs全国子どもポスターコンクール」最終審査会を12/21開催~約6000点の応募の中から各賞が決定

2024年12月25日

「SDGsの目標を達成させたいという想い」を小中学生が自由な発想でポスターに描いて応募する「第5回 SDGs全国子どもポスターコンクール」(主催:NPO法人子ども大学くにたち、共催:国立市教育委員会、協賛:株式会社セブン-イレブン・ジャパン)。今回は7月15日から11月15日までの応募期間に全国から約6000点もの応募が寄せられた。その最終審査会が12月21日(土)、セブン-イレブン・ジャパン本社で行われ、厳正なる審査の結果、各賞が決定した。表彰式は2月16日(日)、東京大学 伊藤謝恩ホールで行われる。

審査員の方々

■最終審査会で366点の作品を審査

「第5回 SDGs全国子どもポスターコンクール」は「SDGsの目標」部門と「万博とSDGs」部門の2部門で募集。約6000点の応募作品が予備審査を経て、小学生126点、中学生227点、海外からの応募13点の計366点にまで絞られて最終審査会が行われた。

 

■スクリーン審査ではポスターとしてのバランスなどを審査

SDGsの目標」部門はSDGs17の目標のうち、いずれか一つを選び、その目標を達成させたいという想いを描いたポスター。「万博とSDGs」部門は「2025年大阪・関西万博」とSDGsとの関わりを自由な発想で描いたポスターとなる。最終審査会のスクリーン審査では、366点の作品を1点ずつスクリーンに映し出し、通過させたい作品として審査員から◎札が3つ以上、上がったものが最終審査(付箋審査)に回された。

 

■学校賞など各賞が決定

最終審査(付箋審査)ではスクリーン審査を通過した作品が並べられ、審査員が各カテゴリーごと、「受賞にふさわしいと思う作品」に付箋を貼り付けていった。その後、付箋が貼られた作品について審査員全員で討議した結果、各賞が決定した。多くの作品を応募した国立市立国立第二小学校(東京都・応募作品数231)と、ノートルダム清心中・高等学校(広島県・応募作品数166)には学校賞が贈られた。

最終審査に臨む審査員

■世界中から応募が寄せられることを願って

審査委員長を務めたNPO法人子ども大学くにたち理事長の稲葉茂勝氏は「SDGs2030年までに17の目標を達成しようと進められています。私たちはコンクール名に『全国』と冠していますが、日本全国にとどまらず世界中から応募が集まることを目標に取り組んでまいります」と今後の展望を語った。

 


<審査講評>


【ファッションデザイナー コシノヒロコ】

コシノヒロコ賞は「働きがい」と「経済成長」という2つの言葉を使った作品を選びました。この言葉で異なる世界を表現しているように思いました。戦争のために働かなければならない人がいて、経済成長を考えるあまりに戦争に向かうこともあることをポスターでは子供が訴えかけています。色の使い方も優れた作品となっており、胸に突き刺さるものを感じました。

 


【絵本作家 きむらゆういち】

すべての作品に賞を贈りたいぐらい、すばらしい作品ばかりでした。その中でも作品が持っている力が浮き出ているものが選ばれたように思います。きむらゆういち賞は一目見て全体がつかめるような、すばらしいデザインの作品です。色を半分しか塗っていませんが、逆に白が活かされた作品となっています。また、今回は刺激のある作品が多かったように思います。

 


【国連大学広報部長 キキ・ボウマン】

20249月に開かれた国連未来サミットでグローバル・デジタル・コンパクトが採択されました。これは自由で開かれた安全なデジタル社会を、すべての人に実現するための協定です。今回、国連大学学長賞として選んだものは、すべての人にデジタル社会をつくっていくことを表現した作品です。国連大学の学長はAIの専門家であり、大学内の研究所ではAIやデジタル・ディバイドについて研究していることもあり、今回の作品を選びました。

 


【2025年日本国際博覧会協会機運醸成局部長 木嶋淳】

どの作品もレベルが高く、選ぶのに迷いました。今回の応募作品を見て、小学生や中学生など若い世代が2025年の大阪・関西万博に期待を寄せ、夢を脹らませていることが伝わってきました。協会としても若い方々の期待を裏切らないよう万博の運営を進めて参ります。

 


【噺家 林家きく姫】

すべての作品が素晴らしかったのですが、特に感銘を受けたのは子供たちの発想力でした。木久扇師匠もしゃれたものが好きなので、そうしたアイデアあふれる作品を選ばせていただきました。審査を通じて素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

 


【株式会社セブン-イレブン・ジャパン サステナビリティ推進室 吉田希美枝】

今年も「セブン‐イレブン賞」として7作品を選定しました。セブン-イレブンでは環境対策を業務の中心に据えていることから、環境に関する作品などをメインに選びました。セブン-イレブンでは大阪・関西万博に店舗を出す予定になっており、選んだ作品はデジタルサイネージとして活用していきます。そのためパッと見て、メッセージが伝わるような作品を選定しました。

 


<審査員>※敬称略

稲葉茂勝(審査委員長)NPO法人子ども大学くにたち理事長

千葉均(審査副委員長)ポプラ社会長

片岡輝  児童文学者

きむらゆういち  絵本作家

小石新八 武蔵野美術大学名誉教授

多田孝志 金沢学院大学教育学部長

山田まゆみ 東京女子体育大学名誉教授

渡邉優  元キューバ大使

雨宮和人 国立市教育長

広池智威 東京都政策企画計画調整部課長

赤木かん子 作家

木村美幸 チャイルドロアクリエイト代表理事

中嶋舞子 今人舎社長

吉田希美枝 株式会社セブンイレブン・ジャパン

工藤義和 株式会社セブンイレブン・ジャパン

吉澤みか 子ども大学だざいふ・ふくおか理事長

 


※新規参加者

コシノヒロコ ファッションデザイナー

林家木久扇 噺家

白波瀬佐和子 国連大学上級副学長

木嶋淳  2025年日本国際博覧会協会機運醸成局部長

服部津貴子 服部栄養料理研究会会長

秋田喜代美 こども家庭庁 こども家庭審議会会長

楠田大蔵 太宰府市長

林家きく姫 噺家

藤真知子 児童文学作家

キキ・ボウマン  国連大学広報部長

中張有紀子 国連大学広報

山中桃子 イラストレーター

 

NPO法人子ども大学くにたち

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