青山学院大学 総合プロジェクト研究所「学習科学青山研究所」は12月18日、公財・日本漢字能力検定協会と、言語能力の育成を支援する環境の開発と実装を目指す「未来のリテラシー教育デザイン部門」において、共同研究を開始したと発表。
学習科学青山研究所は、AI技術や一人一台情報端末を建設的に活用して一人ひとりの学ぶ力を引き出す学習環境デザインの開発と社会実装を目指し設立された。
未来のリテラシー教育デザイン部門では、「人はいかに学ぶか」を実証的に研究する学習科学の知見に基づき、デジタル学習基盤の一翼である言語能力の在り方の検討として、「生成AIツールを活用した言語能力の育成と評価に関する実証研究」を開始。今後は、自分の考えを他者に伝わるように言語表現を吟味し磨くプロセスでのAI活用を通して、利用対象者である児童・生徒自身が自らの言語理解を深めていく学習を支援するシステムを開発し、本システム活用に興味を持たれた実証実践校を対象に試用を通して、効果検証を行っていく。
共同研究の途中経過や研究成果は、日本漢字能力検定協会のWebサイトで公開する予定だ。