ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクは11月28日、ふるさと納税制度を通じてクラウドファンディング型で寄付を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング」(GCF)で、ふるさと納税制度を活用した教育の未来を応援する専用特設ページを公開した。
同社が行った調査によると、ふるさと納税の寄付金を「こども・教育」分野に活用してほしいという声は73.2%にのぼるという。そこで同社は、2023年、経済産業省「未来の教室」実証事業に参画し、公教育の予算不足という深刻な課題に対し、ふるさと納税を原資とする持続可能な資金循環モデルを活用したソリューションとしてGCFの仕組みの提供を開始した。
公開した特設ページでは、教育分野への支援強化の必要性を「教育における国の方針」「学校現場での実情」「自治体の財政状況」の3つに分けて解説。また、GCFのプロジェクトを「小中学生の多様な学びを応援」「高校生の多様な学びを応援」「学びの場づくり」「グローバル教育」「課外活動を応援」「大学生を応援」の6つのカテゴリに分けて具体的なプロジェクトを紹介している。
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄付金と使い道、寄付金を集める期間などを提示して広く資金を調達する。寄付者は自らの意思で寄付金の使い道を選ぶことができる。