NIJINが運営する不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」は11月12日、光村図書出版への社会科見学を行った。そこで同社社員を審査員に迎え新しい教科書を提案するプレゼン発表会が実施された。
プレゼン大会では、「教科書とドリルノートを一体化してほしい!」「1年生~6年生まで続く物語があったら…!」など、子供らしいやる気UPのアイデアから、現在の教科書をベースとした現実的なアイデアまで、様々な意見が出た。
同校の星野達郎校長は、「子供たちのプレゼン発表を聞いて、教科書とは何かを改めて考えさせられた。起業家・経営者目線で言えば、教科書にもっと愛着を持たせることが大事なのかもしれない。子供たち自身が『今の自分』と向き合い、思いを書き込んでいけるような『自分だけの教科書』があっても面白いと思えたのが今日の発見でした」と述べた。
NIJINアカデミーは、昨年9月に開校した不登校小中学生向けのオルタナティブスクールで、全国35都道府県から約185人の小中学生が学ぶ(累計300名以上が在籍)。学校に代わる学びの選択肢として、希望する生徒の9割以上が在籍校の出席認定を獲得しているという(2024年10月現在)。