広島県教科用図書販売株式会社(広教)は、今年2月から7月にかけて、「低学年からの情報モラル教育の重要性」について、千葉大学教育学部の八木澤史子助教と共同で、同社の「事例で学ぶNetモラル」を活用した情報モラル教育の出前授業を広島市内の小学校にて数回実施した。
本取組内容に関する研究結果は、八木澤助教が第50回全日本教育工学研究協議会全国大会で発表している。
本研究では、出前授業として小学校低学年の児童および保護者を対象に、情報モラルに関する授業および講話を実施し、本取組が保護者の意識に与える影響を調査。その結果、本取組に対する保護者の肯定的な評価は80%以上で、さらには、児童自身が情報端末を自律的に使うことの意識が高まったことがわかった。
今後同社では、八木澤助教とともに授業実践を体験した児童および保護者を継続的に調査し、本取組が情報端末の活用に与える影響について明らかにするとしている。また、本取組に関連し、新たに保護者をターゲットとしたwebサイト「保護者と学ぶNetモラル」をリリースしている。