石川県加賀市は11月8日、日本マイクロソフトと連携協定を締結したと発表。生成AIやスタートアップ支援に関して、国家戦略特区である同市での制度や規制改革を含めて先行モデル導入に取り組む。
■「Microsoft AI & Innovation Center」を加賀市イノベーションセンターに設置
本協定に基づき、次の内容で連携協力する。▽AIやセキュリティなどの最新のテクノロジーを活用した「新しい働き方改革」の支援に関すること▽日本マイクロソフトが運営するMicrosoft AI & Innovation Centerが有するテクニカルトレーニングコンテンツの無償提供及びセミナー実施に関すること▽日本マイクロソフトの判断で無償で実施できる範囲のクラウドサービスの環境構築に関するアドバイスや技術的支援に関すること。
同市の宮元陸市長は、今回の協定締結にあたり以下のようにコメントしている。
「生成AIをはじめ、現代に必要不可欠な先端テクノロジーを有する日本マイクロソフト社と、国家戦略特区である加賀市とが連携し、AI人材育成の拠点づくりを進められることに大変期待します。AIによる技術革新が今後も加速していくうえで、新たな制度や規制改革の提案を含めて両社で先行モデルを構築し、市民生活および産業振興など地方創生に向けた取り組みを加速させていきます」。