立教大学法学部で9月、金融教育プログラム「Gトレ」を使った投資の特別授業が行われた。授業を担当したのは、セゾン投信とFPal。
Gトレは、FPalが開発したお金の知識や本質が掴めるゲームで、高校・大学の特別授業や企業研修などで活用されている金融教育プログラム。今回はGトレラインナップの中の1つ、分散投資の概念を体験的に学び、投資信託の基礎知識を習得する「気まぐれLunch Time」というゲームを使った特別授業を実施した。
気まぐれLunch Timeは、弁当屋の店長となって弁当を販売し、高い売り上げを目指すゲーム。ゲーム自体に「投資色」が出ないところが特徴で、4種類の弁当作りを通して、投資における「リスク分散」の概念を直感的に理解できる内容となっている。
ゲームでは、天候や客の嗜好など与えられた情報を考慮しながら弁当を作り、仮説と検証を繰り返していく。プレイを通じて「リスク分散」の本質を肌で感じたところで、投資信託の仕組みやメリットについても学ぶ流れとなっており、将来、金融の分野で活躍したいと考えている学生のための入門講座としても位置づけられている。
プログラムに参加した学生の95%以上が「楽しかった」「気づきがあった」と満足度を示し、「最近投資などに興味を持っていたので体験して分散投資の大切さを知れてよかった」「こんな形で金融について学べるとは思ってなかったので楽しかった」などの感想が寄せられた。
担当教授は、「今回のプログラムを通じて、学生たちが投資に対する興味関心を深め、将来、金融の世界で活躍する人材へと成長してくれることを期待しています」と述べている。