埼玉大学は10月31日、2026年度入試から工学部に女子枠を新設すると発表した。工学部の中でも女性比率の少ない3学科(機械工学・システムデザイン学科、電気電子物理工学科、情報工学科)に合計20人分の枠を設ける。
女性研究者・技術者のロールモデルを増加させることで、能力のある女性たちがさらに理工系分野に関心を持ち、進学が促進され、性別に関係なく女性が活躍できる社会の実現につながることに期待しているとしている。
学校推薦型選抜での選考となる。なお、従来の定員に上乗せする形となるため、男子学生の門戸が狭くなることはない。
また、教育学部の定員を60人減らして320人とすることも発表。これにより、学部学生の人数に対する学部教員の人数比が高まり、よりきめ細やかな指導が可能になるとしている。教員を目指す学生への指導を充実させ、教員就職率の向上を図る。