スタディラボは、FCEとの間で教育市場の急速な変化に対応するための業務提携を行うことに合意したと発表した。今回の業務提携は、それぞれが提供するサービスとソリューションを連携させることで教育現場における新たな価値創造を目的としている。
スタディラボは、学習者に寄り添ったデジタルツールを提供し、個々の学びを支援することに注力している。一方、FCEは、未来を担う人材を育成するために教育環境の変革に取り組んでいる。両社のシナジーを活かすことでより効果的な学習支援の実現を目指すとしている。
今回の提携内容は以下のとおり。
①スタディラボが提供する「feelnote」と、FCEの「フォーサイト手帳/アプリ」を連携させ、学習者の振り返りや学びの記録をより利用しやすくすることで、ユーザーの利便性を高める。また、市場への普及を促進するため、相互に販売協力を行う。
②スタディラボの「StudyOne」と、FCEの関連会社である日本コスモトピア社のサービス「Selfee」「みんなの学習クラブ」を連携。質の高い教材を便利かつ迅速に学習者に届け、新たな学習環境を提供することを目指す。
今後の展望として、両社が保有するコンテンツやシステムを統合し、学習支援の質を一層向上させる計画だという。例えば、スタディラボが提供する「StudyOne」や「feelnote」と、FCEが開発する「フォーサイト手帳/アプリ」や「みんなの学習クラブ」を組み合わせることで、従来の学習管理や進捗追跡を超えた、学習者の個性に最適化された支援を実現させる。学習者一人ひとりの進度や理解度に基づくパーソナライズド指導を提供し、より効率的かつ効果的な学習環境を整える。
さらに、国内外の教育機関や企業との販売や連携も視野に入れ、グローバルな教育市場における競争力を高めることを目指す。デジタル教育は国境を越えた学習者への提供が可能であることから、両社の強みを活かし、海外展開も視野にいれているという。