大阪経済大学は、情報社会学部の学生が主体となり、メタバース上で福祉事業所などの自主製品や企業の製品を販売する「メタ・マルシェ2024」を11月30日まで開催している。
学園祭中の10月25日~27日は、「メタ・マルシェ2024」内で、学生が商品PRや操作の説明を行うほか、リアル販売会の中継、ボーダレス・ジャパンUNROOF事業代表の岡郁佳氏の講演、各種スクリーンイベントを行う。10月26日は、学園祭に福祉事業所の実店舗が出店するリアル販売会「くすのきエール・マルシェ」も展開する。
情報社会学部の浅田ゼミでは、コロナ禍で販売機会を失った多くの福祉事業所と連携して、2021年から自主製品を集めた販売会「くすのきエール・マルシェ」を立ち上げ、現在も2カ月に1回程度開催している。2023年10~11月には、自主製品の販売を継続的なビジネスとして成り立たせるための販路拡大を目的に、メタバース上でのマルシェを開催した。
今年の「メタ・マルシェ2024」では、認知拡大を目的に1万人の来場を目指す。目標達成のため、オンライン販売の実績があり多くのリピーターを抱えるOB企業の参加や自治体による特産品紹介も企画しました。食品や雑貨などを製造販売する福祉事業所など14ブース、企業2ブース、自治体2ブースの計18ブースが並ぶ。被災した能登の事業所日本海倶楽部によるクラフトビールの販売も行われ、「能登を忘れない」というメッセージも発信する。
「メタ・マルシェ」は学園祭中、メタバース上の各ブース前のトークエリアで、マイクやチャットを使って学生スタッフと交流しながら商品を購入することができ、リアルな店舗への来店に近い感覚で楽しめる。
また期間中、「メタ・マルシェ」内のスクリーンでは、世界中でソーシャルビジネスを展開するボーダレス・ジャパンUNROOF事業代表の岡郁佳氏の講演、みいちゃんのお菓子工房杉之原千里氏の講演、福祉事業所・出店企業の商品紹介、河内長野市や熊取町の見どころ紹介、学園祭中継、来場アバターへのインタビューなどのイベント上映が予定されている。
10月26日は、学園祭「大樟祭」に福祉事業所の実店舗が出店するリアル販売会「くすのきエール・マルシェ」を展開。来場者は「メタ・マルシェ」の様子をモニターで見ることができる。興味を持った人には、学生がその場でスマホ操作を手伝い、「メタ・マルシェ」に参加しすることができる。参加者にはリアル販売会の割引券やお菓子のプレゼントも。