愛媛県は、全ての県立高等学校及び県立中等教育学校計55校(約8,000人)の指導教材として、「情報I」全単元対応・EdTech教材「Life is Tech! Lesson(ライフイズテック レッスン)」を採用した。10月7日、提供元のライフイズテックが発表した。
2022年度より高校では共通必履修科目「情報Ⅰ」が新設されたが、専門性を有する教員の不足が全国的に課題となっている。さらに、2025年1月の大学入学共通テストからは、この「情報Ⅰ」が出題されるため、これまで以上に教員の指導体制や生徒の学習環境の充実について関心が高まっている。
こうした背景を踏まえ同県は、情報担当教員の指導力向上や生徒の確かな学力の育成を目的に、本年度、全ての県立高等学校及び県立中等教育学校計55校に「ライフイズテック レッスン」を導入した。導入にあたっては、情報学習に必要な実習型の学びを実現できる点が評価のポイントになったという。
「Life is Tech! Lesson」は、プログラミングやデータの活用はもちろん、情報デザインを含めた情報Ⅰのすべての分野に対応したブラウザ完結型のEdTech教材。一人一人の理解度に合わせた個別最適な学習が行える。補助教材や教科書別の指導案、観点別評価指標など教員向けのサポート機能も備える。