「日本漢字能力検定」(漢検)を主催する公財・日本漢字能力検定協会はこのほど、タブレット端末を使って自宅で漢検を受検できる「漢検オンライン 個人受検」の受検級を増設した。
増設したのは、中学生・高校生の受検者数が多い2級・準2級・3級・4級。2024年4月のサービス開始時点では小学校で学ぶ学習漢字を対象とした5級~10級のみでだったが、今回の増設によって、漢検の全志願者の98.7%(2023年度)を占める2~10級までを自宅で受検できるようになった。
「漢検オンライン 個人受検」は、場所の制約に捉われずに受検できる点が特徴で、検定日は、原則、毎週日曜日。受検者は小学生・中学生中心で、中には海外在住者もいる。
検定資格のレベルや認定は従来の漢検と同じだが、「漢検オンライン」の合格者にのみ、オープンバッジ(保有する資格をオンラインで第三者に公開・証明する仕組み)が授与される。
検定時間は、2~7級が60分、8~10級が40分。検定料は2級4,500円、準2~4級各3,500円、5〜7級各3,000円、8~10級各2,500円となっている。