アディッシュは10月3日、同社と連結子会社のアディッシュプラスが発起人となり、任意団体「教育生成AI研究会」を発足したと発表。
仙台大学の齋藤長行教授(スポーツ情報マスメディア学科)ら、教育・デジタル・生成AIに関与する5人の有識者を委員会メンバーに迎え、教育分野における生成AIの可能性と課題の探究を通じて、新しい教育モデルの開発・提供を行う。児童生徒に応じた個別学習の促進や教員の負担軽減により教育現場に変革を起こし、生成AIの活用に伴う倫理的な課題にも取り組みながら、安心して活用できるガイドラインの整備を目指すとしている。
「教育生成AI研究会」は、教育分野での生成AIの活用事例の収集・分析、技術の進化に伴い新たに発生する教育課題の特定、既存の教育プログラムへの統合方法の検討などを通じて、生成AIが教育にもたらす変革を積極的に捉え、それに伴う新しい教育モデルの開発に貢献することを目指している。
具体的な活動内容としては、2024年は、定期的な会合と研究会を開催し構成メンバー間での情報連携、教育プログラム内容の検討、フォーラムや座談会の開催などを予定。2025年以降は、生成AI関連の講座を、教育機関はじめ児童生徒の教育に関連する機関への提供も視野に入れ活動し、▽教育分野における生成AIの活用と理解の促進▽関連業界と教育機関間の協力体制の構築▽長期的な教育プログラムの体系化と研究開発の推進――を目指すとしている。