国内最大の航空宇宙産業の総合展示会である「2024 国際航空宇宙展」(主催:一社・日本航空宇宙工業会、㈱東京ビッグサイト)が10月16 日(水)から19 日(土)の4日間、東京ビッグサイト西展示棟で開催される。同展では一般の人にも航空宇宙分野への関心をもってもらうため、最終日にあたる10月19日(土)はトレード・パブリックデーとして一般公開される。663 社/団体(2024年8月31日現在)が出展予定。
■航空宇宙産業の今後の拡大と多様化を展示
「2024 国際航空宇宙展」のメインテーマは「空宙(そら)で織りなす、拡がる未来。」。近年、航空宇宙産業を取り巻く環境は大きく変化するとともに新たな拡がりをみせている。そんな航空宇宙産業の今後の拡大と多様化を表すとともに、航空宇宙産業の振興を図る思いがメインテーマには込められている。
■脱炭素、アドバンスト・エア・モビリティ、宇宙ビジネスにもすそ野を拡げる
より具体的な「2024 国際航空宇宙展」の方向性を示す3つのサブテーマも定めた。今年は従来の出展分野にとらわれず、近年関心が高まっている脱炭素(SAF/水素/電動化)、アドバンスト・エア・モビリティ(空飛ぶクルマ/ドローン)、宇宙ビジネス(小型衛星利用/宇宙探査)の分野にもすそ野を拡げる。
【サブテーマ】
①SDGs への航空宇宙産業の取り組み(SDGs in Aerospace Industries)
②新たな空を拓く輸送システム (Transportation System for Emerging Sky)
③新しい人間活動領域への挑戦 (Challenge to New Domain for Human Activities,
Outer-Space & Cyber-Space)
■事前来場登録および入場券販売を開始
トレードデーの10月16日(水)から18日(金)までの3日間が対象となる事前来場登録を公式Webサイトで開始。10月15日(火)までに事前登録した場合、無料で来場できる。また、10月19日(土)のトレード・パブリックデー(一般公開)の入場券も販売を開始した。
<主催者企画>
【ビジネスマッチング】
世界的に実績があるadvanced business events社のビジネスマッチングシステムにより
効果的に国内外企業との商談機会が得られる。
詳細:https://www.japanaerospace.jp/jp/btob_meeting.html
【模型展示】
迫力満点の「はやぶさ2」実物大模型や火星衛星探査機(MMX)の1/2模型など、
日本が世界に誇る宇宙探査技術に関する模型を間近で見ることが出来る。
展示模型(予定)
・はやぶさ 2
・H3ロケット
・火星衛星探査機(MMX)
・美笹深宇宙探査用地上局アンテナ
【業界の第一人者による講演・セミナー】
国内外の主要企業や政府機関から講師を招聘し、業界の第一人者による今後の予測等、
航空宇宙産業の最新情報を発信する講演・セミナーを実施する。
<パブリックイベント コンテンツ一覧>※一部抜粋/内容変更の可能性あり
◇宇宙の深淵を探る日本の技術
場所:アトリウム/日時:10月16日(水)~19日(土)
「はやぶさ2」の実物大模型や火星衛星探査機(MMX)の1/2模型など、
日本が世界に誇る宇宙探査技術に関する模型を間近で見ることが出来る。
【展示予定】
はやぶさ2、H3ロケット、火星衛星探査機(MMX)、美笹深宇宙探査用地上局アンテナ
◇船外活動宇宙服
場所:アトリウム/日時:10月16日(水)~19日(土)
国際宇宙ステーション(ISS)の船外などで活動する際に着用する実際の宇宙服と
同じ素材を使用した模型を展示。
ヘルメットの部分から顔を出して記念写真を撮影することができる。
◇月面プラントVR体験
場所:アトリウム/日時:10月16日(水)~19日(土)
月面ローバー(定員1名~4名)に乗車し、約4分間にわたり月面スマートコミュニティ
Lumarnity®(Lunar Smart Community®)をめぐるVR体験ができる。
※協力:日揮グローバル株式会社
◇SORA-Q操縦体験
場所:アトリウム/日時:10月19日(土)終日
2024年1月に月着陸実証機SLIMに搭載されて月に行き、探査ミッションを成功した
変形型小型ロボット「SORA-Q」。その地上版の動くレプリカであるSORA-Q Flagship Model を操縦して月面探査ミッションをクリアする。
◇SPACE KIDS STATION『宇宙SDGsゲーム体験会』
場所:イベントコーナーB/日時:10月19日(土)終日
「キッズステーション」が取り組む宇宙メディアプロジェクト
「SPACE KIDS STAION(SKS)」で開発中の宇宙SDGsゲームを体験できる。
①カードゲーム1回20分程度
推奨年齢:6歳~10歳
②ボードゲーム ①10:30~②12:30~③14:00~④15:30~
推奨年齢:10歳~ ※19日(土)10 時より、会場にて整理券を配布
◇講演「大空への挑戦-過去、現在、未来」
場所:国際会議場/日時:10月19日(土)14:30-16:00
空を飛ぶことは人類の大きな夢。20世紀初頭の冒険飛行から航空安全の確保、
そして今後はサステナブルな空の利用へと挑戦の意味も大きく変化している。
大空への挑戦を、過去、現在、そして未来へと展望する。
登壇者:東京大学 名誉教授、未来ビジョン研究センター 特任教授 鈴木真二氏
◇宇宙ロボットのものづくり
場所:アトリウムステージ/日時:10月19日(土)13:00-13:30
月や火星開拓を目標とした人類の宇宙活動において、軌道上ではさまざまな
宇宙ロボットが活躍している。それらの概要や開発の流れをはじめ、宇宙機器の
ものづくりについて学ぶことができる。
登壇者:JAXA有人宇宙技術センター 技術領域主幹 大塚聡子氏
◇Women in STEM(ものづくり)の日常
場所:アトリウムステージ/日時:10月19日(土)13:30-14:00
ものづくりに関わる女性技術者・研究者は、どのようにしてその道を選んだのか、
日々どのような生活を送っているのか、何を目指しているのか。
大学/企業/ベンチャー/研究機関などに所属するパネリストの討論を通じて、
ものづくりに関わる手がかりを掴むことができる。
当日は事前アンケートに基づく参加者との交流も行われる。
登壇者:JAXA有人宇宙技術センター 技術領域主幹 大塚聡子氏、
株式会社アストロスケール 航法誘導制御エンジニア 岩澤ありあ氏、
日本大学 理工学部航空宇宙工学科 准教授 高橋晶世氏、
山口大学 講師 坂野文菜氏、
株式会社IHIエアロスペース 経営企画部 事業開発グループ 主幹 福永美保子氏
◇全日本学生室内飛行ロボットコンテスト~学生による創作ドローン
場所:イベントコーナーA 特設ケージ/日時:10月19日(土)13:00-14:30
全国の大学・高専・高校生が自作の飛行ロボットを設計・製作・操縦し、
ミッションクリアを競う飛行ロボット(ドローン)コンテストから、
学生たちが工夫を凝らしたユニークな飛行ロボットの数々を見ることができる。
協力:一般社団法人日本航空宇宙学会、全日本学生室内飛行ロボットコンテスト実行委員会
◇宇宙開発フォーラム -Space for everywhere, everyone-~in JA2024~
場所:605・606 会議/日時:10月19日(土)11:00~12:00、13:00~17:00
「文科系と理科系の融合」を掲げ、専攻・学年の異なる学生が宇宙開発を題材に
議論や交流を行う学生・社会人向けの参加型シンポジウムを開催する。
◇瀬名愛美&JACKYとのトークイベント!
場所:SJAC ブース横/日時:10月19日(土)11:00-12:00、14:00-15:00
JA2024 公式アンバサダーVtuber「瀬名愛美」、JA2024 公式キャラクター「JACKY」と
オンラインでの会話が楽しめる。
午前:瀬名愛美/午後:Jacky
<開催概要>
名称:2024 国際航空宇宙展
(JAPAN INTERNATIONAL AEROSPACE EXHIBITION 2024/略称 JA2024)
日程:2024年10月16日(水)~19日(土)
・16日(水)12:00~17:00 ※10:00~12:00は招待者プレビューアワー
・17日(木)~19日(土)10:00~17:00
※トレードデー:16 日(水)~18日(金)、トレード・パブリックデー:19日(土)
会場:東京ビッグサイト 西展示棟全館(東京都江東区有明 3-11-1)
※りんかい線「国際展示場」駅から徒歩約7分
ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅から徒歩約3分
主催:一般社団法人日本航空宇宙工業会、株式会社東京ビッグサイト
展示規模:23か国/地域、663 社・団体(共同出展含む)、1156 小間 (8月31日時点)
※出展一覧 https://www.japanaerospace.jp/jp/exhibitor/
公式Web サイト:https://www.japanaerospace.jp/jp/
目標入場者数:「2016 国際航空宇宙展」以上(2016 国際航空宇宙展 実績44,000人)
入場料:
〇トレードデー=事前登録(10月15日まで)無料
会期中登録=10月16日~18日 5500 円(学生2200 円※学生証要提示)
〇トレード・パブリックデー:事前購入1200円、当日購入1500 円
(大学生以下は無料 ※学生証要提示)