ニフティは、小中学生を中心とした子供たちを対象に「睡眠」に関するアンケート調査を実施し、このほどその調査結果を公開した。
それによると、「睡眠時間が足りていない」と回答した人は全体の57.3%で、睡眠不足の原因で最も多かったのは全体の約6割を占めた「なかなか寝つけない」で、「十分に寝ていても眠い」「YouTubeなどの動画を見ている」も上位となった。
2割の小中学生が「眠る直前までスマホを使っている」、6%の人が「スマホを触りながら寝落ちする」と回答していることから、同社は、スマホの使用がなかなか寝つけない原因のひとつとなっているのかもしれないと分析している。
調査は今年7月から8月にかけて、同社が運営する子供向けサイト「ニフティキッズ」で実施。有効回答数は2,837件。
平日の睡眠時間を聞いたところ、小学生では「8時間」、中学生では「7時間」が最多となり、全体的に見ると中学生の方が睡眠時間が少ないことがわかった。
小中学生の約6割が、平日より休日の睡眠時間が「多い」と回答した。学校がない休日は、決まった時間に起きる必要がないためゆっくり起きる子供たちが多いようだ。
睡眠時間が「足りていない」と回答した人は、小学生では51.7%、中学生では64.9%。学年が上がるにつれて部活動や塾などで忙しくなり、睡眠時間が短くなってしまう人が多いようだ。
睡眠時間が足りていない人に足りていない理由を聞くと、「なかなか寝つけない」と回答した人が最も多く、小中学生の約6割にのぼる。「YouTubeなどの動画を見ている」と「スマホをいじっている」がそれぞれ3位と5位で上位にあることから、スマホやSNSなどで脳が刺激を受けていることも寝つけない原因のひとつとなっていることも考えられる。
小中学生の65%以上が「朝起きられない」「あくびが出る」と回答した。次に「集中できない」「いらいらする」「元気が出ない」といった回答が続き、学校生活への影響は少なくないようだ。
「スマホを持っていない」を除くと、「眠る直前まで」が1位となっている。
1位が「LINE・メール」、僅差で2位に「動画を見る」がランクイン。続いて3位に「SNS(X・Instagram・TikTok)」、4位が「ゲーム」となっている。