札幌国際大学は9月27日、みんがくと教育現場における生成AI活用に関する共同研究を開始すると発表した。教員向けの研修パッケージ開発と道徳教育用の生成AIコンテンツ開発の2つのプロジェクトを通じて、AIが教育現場でどのように役立つかを具体的に示すことを目指す。
みんがくが提供する生成AI活用教育特化アプリ作成プラットフォーム「スクールAI」を活用し、教員の生成AIに関するリテラシー向上を目的とした研修パッケージを開発する。これにより、教員が生成AI技術を教育現場で効果的に活用し、生徒の個々の学びを支援できるスキルを身につけることが期待できるとしている。
道徳教育の専門家である同学基盤教育部安井政樹准教授の知見を活かし、生成AIを活用した新たな道徳教育コンテンツの研究・開発に取り組む。生徒の発達段階に応じたカスタマイズされたコンテンツを提供することで、道徳教育の質を向上させ、より効果的な教育を目指す。
今後、共同研究の成果を基に、教育機関や学校に向けて生成AIを活用した研修パッケージや道徳教育コンテンツを提供していく予定。生成AIを活用することにより、教育現場における授業の質の向上や、個別最適化された学習が実現することが期待される。