名桜大学とシスコシステムズ、ネットワンシステムズは9月24日、地域課題を解決するデータアナリスト人材育成を目的として、産学連携協定を締結した。
同学では、昨年４月に人間健康学部に健康情報学科を開設、ビッグデータを活用した教育などを推進することで、データサイエンティストを育成し、将来的に国内外で活躍できる人材を輩出することを目的に掲げている。
地域社会の課題として、大学を卒業後に地元企業への就職を志しても、就職先企業が少なく都心部に人材が流出してしまうという課題がある。名護市では観光の活性化、人材の確保、地域間格差の是正、環境対策などに、デジタル技術と政府のスマートシティ推進を活用し独自のスマートシティモデルを構築することを目指し2023年5月に「名護スマートシティ推進協議会」を設立。名桜大学とシスコシステムズも本取り組みに参画している。
他方で、IT人材の不足も社会課題になっており、ネットワンシステムズとシスコシステムズは2022年から協業し、学生へのIT業界の認知拡大やインターンシップの受け入れ、IT教育プログラムの提供など、本課題の対応に取り組んでいる。
本協定は、3者それぞれが有する教育研究における人的・物的資源を有効に活用した連携により、名護地域をはじめ、やんばる地域全体の発展に寄与する地域課題解決に貢献できるデータアナリスト人材を育成することを目的としており、協定に基づき、データアナリストの人材育成の場の提供やデータアナリスト人材育成を通じて地域社会の持続可能な発展への貢献を目指す。
