科学技術振興機構(JST)理数学習推進部は9月21日、日本科学オリンピック委員会と共同で、2024年度国際科学オリンピック(数学、化学、生物学、物理、情報、地学、地理)の日本代表生徒による大会参加報告会を実施した。
国際科学オリンピックは、毎年夏に世界各地で開催される、世界中の科学に興味を持つ中高校生たちが科学技術に関する発想力や知識、問題解決能力などを競う国際的なコンテスト。日本からも政府の支援を受けた7教科・科目において、中等教育課程(中高校生相当)の代表生徒を派遣している。今年は、日本代表として総メダル数27個(金メダル9個、銀メダル14個、銅メダル4個)を獲得した。
報告会では、JST理数学習推進部長 原口亮治氏の挨拶に続き、日本科学オリンピック委員会 運営委員長の筧捷彦氏が、国際科学オリンピックの概要や今回の日本代表生徒の成績について報告した。
その後、全7教科・科目の国際科学オリンピック日本代表生徒が登壇し、それぞれ各大会を振り返った。ヨーロッパや中東地域など世界各国で開催された大会の様子や、国際大会を通じて各国の異文化に触れた貴重な経験などを報告した。
また、国際科学オリンピック親善大使を務める山崎直子氏からの応援メッセージも公開。
山崎氏は「科学の道への源は好奇心だと思います。皆さんがワクワクする気持ちを大切に、科学の道で挑戦し続け、世の中に貢献されていくことを楽しみにしながら、応援しています!」と生徒たちにエールを送った。