埼玉県朝霞市は9月、EDUCOMが提供する統合型校務支援システム「C4th」のクラウド版サービス「C4thクラウドプレミアム」を導入した。市内の小学校10校、中学校5校、計15校で運用を開始する。
「C4th」クラウドシリーズは、同社が提供する統合型校務支援システム「C4th」の機能と帳票をクラウド版サービスとして利用できる製品で、文部科学省が提示する参考様式を中心に帳票を提供する「スタンダード」と、自治体のニーズに合わせたカスタマイズも可能な「プレミアム」の2つのプランがある。
市では文部科学省の方針に則ったフルクラウドでの校務体制を構築しようと検討を重ね、県内での安定稼働の実績やサポート体制からプレミアムの導入を決定。以下の実現を目指す。▽校務のデジタル化により、従来の手書き文化からの脱却と児童生徒の機密情報のセキュリティ強化▽出欠席や保健室利用の状況などのデータから日々の変容や成長を可視化し、教職員間でリアルタイムに共有することで根拠に基づくきめ細やかな教育を実践▽保護者連絡システム「tetoru」とのデータ連携により、学校・保護者の双方向のコミュニケーション環境を構築