旺文社は9月17日、実用英語技能検定(英検)の過去問学習ができるwebサービス「受験生のための英検カコモン」(有料、一部無料)の提供を開始した。価格(自動購読継続)は、1カ月プラン1,800円、12カ月プラン18,000円となっている。
英検準1級、2級、準2級、3級に対応。「旺文社まなびID」への会員登録(無料)を行うことで、スマートフォンやPCなど複数端末での学習結果を同期することも可能だ。今後、AIによるライティング自動採点機能の搭載も予定している。
リニューアル形式を含む、2024年度第1回から過去9回分の一次試験・二次試験の過去問を収録。編集部による詳しい解説がすべての問題に付属し、解答・訳・英文スクリプトなどとともに、ワンタップで確認できる。また、一人では対策が難しい二次試験向けに、自身の解答と模範解答例とを聞き比べて学習できる。
苦手な技能・大問の過去問を集中的に学習できる「分野別特訓」も行える。独自の分析による頻度・難易度分析のデータに基づき、「でる順」「難しい順」「易しい順」での過去問の並び替え機能を開発。過去に間違えた問題やブックマークした問題などを抽出するフィルタ機能も実装し、学習者のニーズにあわせて問題表示をカスタマイズできる。
本サービスでは、独自の観点を用いた自己採点により独学が困難だったライティング・スピーキング対策を可能にしている。今後、ライティングにおいては、AI採点による英検に特化した詳細なアドバイスを行う機能の実装を予定している(2024年12月にβ版として提供開始予定)。