三重県桑名市は9月13日、教育特化型スタートアップのLX DESIGNと連携協定を締結した。「くわなスタートアップ・オープンフィールド戦略」を掲げる同市と、教育特化型外部人材マッチングサービス「複業先生」を提供する同社が連携し、外部人材を活用した教員の働き方改革・教員不足の解消に向けて取り組む。
連携協定の主な内容は、(1)教員の働き方改革・教員不足に関すること (2)外部人材を活用した、児童・生徒一人一人の多様なニーズに応じた教育、これからの時代を生き抜くために誰一人取り残さない教育の実現に関すること (3)AIやICT環境を活用した児童・生徒のデータ利活用による21世紀型スキル・汎用的スキル・非認知スキル向上に関すること。
外部人材を活用した出前授業の実施のほかにも、スタートアップ企業視点での教員や保護者・地域の人々との対話を通じて、授業以外の業務(校務等)の効率化やスクールロイヤー等の学校支援の強化とサポートにも取り組む。
今回の連携協定締結にあたって、同市の伊藤徳宇市長は次のようにコメントしている。
「現在、教育現場では、教員のなり手不足や教員の働き方改革、多様なニーズに応じた教育やAI、ICTを活用した教育への対応など、様々な課題に直面しています。今回のLX DESIGN様との連携により、『複業先生』を通じた外部人材を活用することで、これらの課題解決につながればと期待しています。
また、教育分野にとどまらず、スタートアップとの共創やその先にある『地域全体のアントレプレナーシップの醸成』にも、ぜひお力添えいただけたらと考えています」。