長崎県はこのほど、LINEみらい財団と連携し、児童生徒向けの活用型情報モラル教材「GIGAワークブックながさき」を作成、県Webサイトで公開した。
これまで同県では、情報モラル教育教材として「SNSノート・ながさき」を活用していたが、1人1台端末の整備やスマートフォンの所持率の増加など、近年の子供たちを取り巻く環境の変化に対応し、教材をアップデートした。
「GIGAワークブックながさき」では、情報モラルと情報活用に焦点を当て、ネットの特性や適切なコミュニケーション方法、情報のリスクなどを学ぶ情報モラル教育の内容を充実させている。加えて、デジタル・シティズンシップの視点も取り入れた。上手に情報やICTを活用し、情報社会に参画して社会に働きかけるための情報活用についても学べる内容を盛り込んでいる。
1人1台端末で操作しながら主体的に学べる構成となっている。通常の授業1コマ(45分、50分)以外にも、15分でも実施可能で、授業時間に応じた柔軟な選択が可能。教材は、小学校低学年向け、同高学年向け、中学校・高校向けの3種類。発達段階に合わせて活用できる。教員用活用の手引き、教員向け研修サポート動画も用意した。