跡見学園中学校高等学校はこのほど、東京農業大学と高大連携協定を締結。東京都世田谷区にキャンパスのある「生命科学部」と「応用生物科学部」との間で2027年までの3年間、教育活動での継続した連携を図る。
両者は2022年から交流があり、同校の中学、高校生のみを対象とした大学キャンパス説明会の開催、生命科学部の教授陣を招いて実施する生物や化学の実験教室など、同大教職員の指導や対応を受けてきた。そうした教育面での連携をさらに深め、バイオサイエンス分野に進む生徒の育成を図っていく目的から今回の連携協定締結に至ったという。
締結を受けて松井真佐美学校長は「これまでの出張授業(実験)にも生徒たちは積極的に参加してきました。今回の高大連携により、さらに生命現象や環境問題、生物の仕組みなどに関心を持ち、視野を広げてもらいたいと思います」と期待を語った。
今後は、生徒や保護者を対象とした東京農業大学教員による「出張生命農学セミナー」や「出張実験講座」の実施、科学部の研究内容に関する助言指導のほか、同校の高校生たちが生命科学部と応用生物科学部の研究室に入り、大学生とともに数日間の研究体験をする「ラボラトリーインターンシップ」にも取り組む予定。