精密部品製造のミネベアミツミは9月6日、7月に港区立御成門中学校の生徒を対象に職場体験を実施したと発表。同社は、将来の技術者や製造業の担い⼿育成を目指し、子供たちにものづくりに対する興味・関心、おもしろさを感じてもらおうと、昨年9月に、小学5年生以上を主対象とした体験・体感型ショールーム「クロステックミュージム」を開設し、小中学校の校外学習等の場として活用されている。今回の職場体験も、そうした教育支援への取り組みの一環として実施した。
職業体験には同校の生徒数人が参加し、3日間の日程で行われた。ボールベアリングの組立作業を体験したほか、生徒が自ら考えたハンドスピナーを3D-CADソフトで設計し、3Dプリンターを使用して製作した。最終日に製作したハンドスピナーの寸法測定や性能評価を行い、記念品として持ち帰った。
生徒らは、部品や設計・製造に関する理解を深めるとともに、ものづくりの楽しさを体感。「とても勉強になった」「職場体験期間を延長してほしい」などの感想が寄せられたという。