さいたま市はこのほど、教育機関・学校現場に特化した生成AIの校務支援・学習支援サービス「おたすけ学校AI」を、市立小・中・特別支援学校に導入。9月3日、提供元の教育ネットが発表した。同社は、市が取り組む「さいたま市スマートスクールプロジェクト(SSSP)」の一環として、学校教育現場での生成AIの活用実証事業を同市と共同で実施する。
実証事業では、さいたま市の市立小・中・特別支援学校における管理職、各教科、学級担任、事務職など、様々な立場の教員約6,000人を対象に、「おたすけ学校AI」が利用できる環境を用意し、生成AIの活用が校務の負担軽減による働き方改革、創造的な活動の推進につながるかを検証する。
今後、業務改善に取り組む複数の市立学校において、校内全教職員向けの生成AIを使った業務改善研修を行う。
さいたま市は、授業や校務において生成AIを活用する方針を打ち出しており、SSSPの成果を、生成AIの活用に関する情報をまとめた「SAItame(サイタメ)情報サイト」に公開している。