島根県雲南市は今年度より、指導の一環として学習eポータル+AI型教材「キュビナ」を導入し、全市立小中学校21校の小学1年生~中学3年生約2,500人が利用している。8月29日、提供元のCOMPASSが発表した。
雲南市では、①学校内外での「様々な教育活動」における活用の展開、②デジタル・シティズンシップ教育の更なる展開(授業実践)、③授業の質の向上、家庭学習の充実のための端末活用――の3点を掲げ、GIGAスクール構想を推進している。
その中心施策である「授業の質の向上、家庭学習の充実」の一環として、2021年度より市内の小中学校に同教材を試験的に導入、今年度より全市立小中学校で正式採用した。同教材の授業と家庭学習とがシームレスにつながる点やAIが児童生徒の取り組みを判定し、より一人ひとりに合った学習を構築することができる点が採用の決め手となった。今後、これまで以上に授業内で活用し、長期休業中等の家庭学習の充実を図ることにも期待を寄せているという。
同市教育委員会の松島貴紀統括監は、「キュビナの導入・利用によって、本市の子供たち一人ひとりのペースに合った最適な学びが今後も展開していくよう、また、先生方の端末活用スキル(含むデータ利活用)や授業改善が更に進んでいくよう、引き続き支援していきたい」とコメントしている。