• StuDX Style
    教育委員会対象セミナー
    KKS 学校教材 学校教材をお求めの方
    JBKジュニア防災検定
  • ブックレビュー
    都道府県別教育旅行リンク集
    おうちミュージアム
最新ニュース

9割超の英語科教員が文法学習を重視〜モノグサ「中学生・高校生の英語力に関する実態調査」

2024年9月1日

モノグサが中学校・高校の英語科教員を対象に実施した「中学生・高校生の英語力に関する実態調査」によると、多くの英語科教員が「文法学習」を重視をしており、復習やアウトプットの重要性を認識していることや、英語学習で特にスピーキング・ライティングの学習に課題感を感じていることなどが明らかとなった。

調査は今年7月、中学校・高等学校の英語科教員117人(中学校17人・高校100人)を対象に、インターネットを介して実施した。

 

■英語学習で成績向上が難しいと感じるジャンルは

英語学習において、生徒の成績を向上させることが難しいと感じるジャンルを聞いたところ、「スピーキングの学習」が62.4%、「ライティングの学習」が54.7%という結果となった。

 

 

 

また、生徒のライティング力向上のために、効果的だと感じている取り組みについては、「例文の記憶」が55.6%と最も多く、次に「単語の記憶」が47.0%、「授業中にアウトプットの機会を設ける」が42.7%と続く。

 

 

 

 

■95.7%の英語科教員が、英語学習において「文法学習が重要」

「あなたは英語学習において、文法学習がどのくらい重要だと思いますか」と聞いたところ、「かなり重要だと思う」が62.4%、「やや重要だと思う」が33.3%。合計95.7%が英語学習の重要性を感じていることがわかった。

 

 

 

また、「かなり重要だと思う」「やや重要だと思う」の回答者に、文法学習が重要だと思う理由を聞いたところ、「英語学習の基礎となるから」が84.8%、「リーディングやリスニングなどの受信技能の理解力が向上するから」が53.6%、「ライティングやスピーキングなどの発信技能の理解力が向上するから」が52.7%という結果となった。文法学習は英語4技能のスキル向上に向けた英語学習の基礎を作るうえで重要であると認識されていることが考えられる。

 

 

 

■文法の学習で生じている課題は?

文法の学習にあたって生じている課題を複数回答で聞いたところ、「学習のモチベーションが低い」が53.8%、「生徒の定着度に差が生じてしまう」が53.0%ととなった。

 

 

 

文法学習の中で生徒が知識を定着しやすいように工夫していることについては、「授業で復習の時間を何度も設けている」「文法を活用しアウトプットする時間を設けている」がともに44.4%だった。

 

 

 

 

■授業内外での知識習得方法とその活用に向けた指導方法の検討が重要

今回の調査結果を受け、モノグサ代表取締役CEOの竹内孝太朗氏は次のようにコメントしている。

竹内孝太朗氏

本調査の結果、英語学習における成績向上の難しさについて、「スピーキングの学習」と「ライティングの学習」の2つが特に課題とされていました。どちらの技能の習得においても、「例文の記憶」が最も効果的な方法と認識されています。「話す」「書く」というアウトプットにつながる「英単語の記憶」など英語学習の基礎となる知識事項の定着も重視されていました。

また、95.7%の英語科教員が「英語学習において文法学習が重要」と回答しています。文法学習は英語の基礎を形成するだけでなく、英語の4技能(リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング)に対する理解力を向上させる点でも重要視されていました。

その一方で、文法の学習に関しては、生徒の学習モチベーションが低いことや「生徒の定着度に差が生じる」といった課題も指摘されています。そのため、教員は「授業で復習の時間を何度も設ける」や「文法を活用しアウトプットする時間を設ける」などの工夫を実施していることがわかりました。

本調査から、授業時間の使い方には教員による差異があることが示されましたが、「授業をより充実させるために必要な知識の習得方法」や「知識をどのように授業内外で習得するか」は、今後の英語教育において重要な観点と言えるでしょう。

 

本調査の資料はこちらから申し込むことでダウンロードできる。

 

モノグサ株式会社

 


  • フィンランド教科書

  • StuDX Style
    教育委員会対象セミナー
    KKS 学校教材 学校教材をお求めの方
    JBKジュニア防災検定
  • ブックレビュー
    都道府県別教育旅行リンク集
    おうちミュージアム
最新号見本2024年08月13日更新
最新号見本
新聞購入は1部からネット決済ができます

PAGE TOP