小学館グループのSasaeLはこのほど、生成AIを活用したクラウド統合型校務支援システム「SasaeL 校務(ササエル校務)」を開発し、自治体向けに2025年度「無償トライアル」提供を開始すると発表した。現在、申込を受け付けている。
「SasaeL 校務」は、生成AIを活用した文章作成、授業計画のたたき台など校務を支援するAIアシスト機能を搭載し、教員の業務効率化と負担軽減。文部科学省が設定しているKPI「生成AIを校務で活用する学校を2025年度中に50%にする」の活用促進を支援する。
学校経営、学級運営、教育政策に必要な情報を自動で集計、分析、可視化するダッシュボード機能を搭載する。客観的なデータを基に、システムが通知やアラートにより問題・課題の早期発見につなげる機能も搭載予定。
シングルサインオン(SSO)やスムーズな名簿連携を実現できる国際技術標準「OneRoster」に対応する。ほかに、小学館の教員向けメディア「みんなの教育技術」との連携などを予定している。
主な機能は以下となり、統合型校務支援システムとして必要な機能を備える。なお、これらは2025年度リリース時から段階的な搭載を予定している。
全国の教育委員会・小中学校を対象に「SasaeL 校務」のサービスを、2025年度中(2025年4月〜2026年3月末まで、最大1年間)無償で提供する。サービス開発に関するヒアリングへの協力と2026年度以降の有償利用を検討することなどの応募条件がある。応募は下記のフォームより。
▶︎応募フォームはこちら