すららネットと青森市内の有志の中学校5校はこのほど、「青森市『個別最適な学び』研究会」を発足。加盟校の教員を対象にした第一回勉強会を7月30日に実施した。
多様な生徒に対する個別最適な学びの実現のため、AIドリルの有用性が認められつつあるが、同市では、現状小中学校全体で共通したAI教材の導入はされておらず、学校ごとでの導入となっている。
そこで、市内の生徒一人ひとりに合った学習環境を提供するため、AIドリル「すららドリル」を提供するすららネットと連携し、本研究会を発足。研究会加盟校で「すららドリル」を導入し、効果的な活用事例共有、研究を共にしていくことで、児童生徒に個別最適な学びを提供し、児童生徒の基礎学力向上を目指す。
加盟校は、筒井中学校、北中学校、横内中学校、東中学校、新城中学校の5校。研究会の会長には筒井中学校の山田大介校長が就任した。
7月30日に会場とオンラインのハイブリッドで行われた勉強会には、加盟校から約30人の教員が参加。各学校から1学期の活用について発表が行われ、学習ログをもとにした生徒の目標達成率から課題を分析したり、生徒や教員にAIドリルに関するアンケート調査を行ったりするなど、さらなる活用に向けた取り組みが共有された。
研究会の山田大介会長(筒井中学校校長)は、「この取り組みが青森発の新しい教育モデルとなり、子供たちの可能性を最大限に引き出すとともに、地域全体の教育力の向上と活性化につながることを目指していきたい」と述べた。