東京都教育委員会は8月22日、TOKYOデジタルリーディングハイスクール事業の研究成果をまとめた報告書を公表した。
都教委では、「知識習得型」から「価値創造・課題解決型」へ転換する「TOKYO スマート・スクール・プロジェクト」の推進に向け、2022年4月から2024年3月まで、 TOKYOデジタルリーディングハイスクール事業においてTOKYO教育DX推進校19校を指定し、実証研究を実施。推進校では、学校で使用する各システムのデータを活用し、エビデンスに基づく指導に関する実践的な研究を組織的に行った。
報告書では、推進校で実践した取組から、教育データを活用した指導実践事例を都立高校等に導入しているシステムと活用場面ごとに整理し、組織的な取組とするための工夫、教育データ活用の成果と課題などをについて詳しくまとめている。
都教委は今後、この研究成果を「教育ダッシュボード」に活用してさらに取り組みを推進する考え。各校に、本報告書を参考にして、学習履歴や校務系データ等を活用した指導改善、授業改善、作問改善等に組織的に取り組んでほしいとしている。
