文部科学省は8月23日、いじめに対する教職員の研修動画教材「ネットいじめ研修~全体編~」を公式YouTubeチャンネルで公開した。
文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」では、いわゆるネットいじめを「パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる」と定義した上で分類しており、2022年度の調査結果では、2万3,920件で過去最多となっている。
昨年度からはいじめの重大事態について国への報告を求めることになっており、その調査報告書の分析等を通じて、分析対象とした重大事態150件のうち28件でネットいじめが確認されているなど、深刻な状況にある。
そうした状況をうけ作成した今回の動画教材では、児童生徒を取り巻くICTの状況やネットいじめの状況への理解とそれに対する解決策について、講師の竹内和雄教授(兵庫県立大学環境人間学部教授)が解説している。
動画教材は、下記の文科省公式YouTubeチャンネルで視聴できる。また、同省Webサイトでは、PowerPoint形式の関連資料も公開している。
▶︎動画教材「ネットいじめ研修」~全体編~(YouTube)