熊本市教育委員会は、複合書店事業を運営するニューコ・ワンと協働し、8月26日~28日に蔦屋書店熊本三年坂にて、「中高生集まれ!みんなの教室」を開催する。
本イベントは、熊本県内大学生が主体となって中高生と一緒に夏休みの宿題やオリエンテーションに取り組み、コミュニケーションを図り、中高生が自分らしく学べる第三の居場所(サードプレイス)の創出を目的としている。各日13時〜17時まで。予約不要で参加できる。
熊本市教育委員会地域教育推進課は、「地域の子供たちを、地域で守り育てる」ことを目的として、子供たちの非行・被害防止・健全育成のための声掛けによる街頭指導活動、青少年への有害な環境に対する浄化活動、地域における「青少年健全育成懇談会」をはじめとした広報啓発活動などを行っている。
昨年9月、市内高等学校9校の生徒会役員からなる熊本魅力推進生徒会から、大西一史熊本市長に提出された提言書の中には、中学生や高校生向けの学習スペースや、幅広い世代が交流できるようなカフェ等の広場の設置を求める提言が盛り込まれており、学校や家庭以外の学習や交流の場に対するニーズがあることが明らかになった。
ニューコ・ワンは、蔦屋書店 熊本三年坂を高校生や大学生が社会に出ていく前に社会と触れる機会を作り、学生自身の知識の習得やスキルUP、学生それぞれの能力を活かした機会創出の場にしていきたいという思いのもと、今回、市教委と協働でイベントを実施することとなった。
イベントでは、地域を盛り上げていきたい思いから様々な活動やイベントを行う熊本県内の大学生が主体となり、中高生と一緒に夏休みの宿題に取り組む。勉強だけでなく、進路などの学生生活における相談やボードゲームを通して関係を深め、学校や家庭以外の居場所を創出する。