ニフティは、運営する子供向けサイト「ニフティキッズ」にて、「ネッ友」に関するアンケート調査を実施。8月15日、その調査結果を公開した。調査は6月から7月にかけて実施。小中学生を中心とした子供たちを対象に、ネッ友がいるか、ネッ友とトラブルになったことはあるかなどについて聞いた。有効回答数は2,547。
調査結果によると、ネッ友がいると答えたのは全体の69.6%で、知り合った場所は「ゲーム」が一番多く、続いて「LINEのオープンチャット」「TikTok」や「X」などのSNSが続く。
「ネッ友がいる人」のうち、会話やDMなどで個別に連絡を取るネッ友がいる人は小学生で64.8%、中学生では79.8%と年齢が上がるにつれて割合が増える。一方で、実際に会ったことがある人は小中学生ともに10%台だった。
また、ネッ友と実際の友だちで居心地の良さを比べると、中学生では「素の自分が出せる」「趣味が合う」などの理由で「ネッ友」の方が居心地がいいと考えている人の方が多い。
小学生と中学生を比べると、中学生の方がネッ友がいる人の割合が多い
小学生では「ゲーム」が圧倒的に1位で、ネッ友がいる小学生の約半数がゲームで知り合うようだ。一方、中学生では1位の「ゲーム」と2位の「LINEのオープンチャット」で割合に大きな差はなかった。その他には、小説サイトやカラオケアプリ、Discord(チャットサービス)など。
実際に会ったことがある人は、ネッ友がいる人のうち16.2%。小学生、中学生別に見ても10%台と、個別に連絡を取ってはいても実際に会うケースは少ないようだ。
小学生では「実際の友だち」、中学生では僅差だが「ネッ友」の方が居心地がいいと考えているようだ。
「実際の友だちが居心地が良い」と回答した小中学生にとって「直接会って話せる」「信頼できる」の2つが、重要だとわかった。
小中学生で結果が異なり、小学生では「直接関わりがないからこそ相談できる」、中学生では「素の自分を出せる」が1位だった。どの年代でも票に大きな偏りはないが、年代によってネッ友の方が居心地良い理由は少し異なるようだ。
「ある」と回答した人は25.8%。具体的には、「1回でも喧嘩をしてしまうと縁を切られ、悪口等を言われた」「『僕は君の小学校を知っているよ』と脅され、怖い気持ちになった」などの回答が寄せられた。
喧嘩や誹謗中傷などのトラブルに巻き込まれたといった声が多くあがる一方で、付きまといや性犯罪に抵触しそうな経験をした人も。また、「同い年と言っていたから電話したら、実はおじさんだった」など、子供を装って相手が年齢を偽るケースもあるようだ。
年齢やコミュニティ関係なく趣味の合う人とつながれるのがネットの良い点だが、相手がどのような人かわからないため、「おかしいと思ったらすぐにブロックする」など自衛しているという人もいた。
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