learningBOXは8月6日、一社・未来キッズコンテンツ総合研究所が運営する第5回全国高等学校AIアスリート選手権大会「シンギュラリティバトルクエスト2024」にeラーニングシステム「learningBOX」を提供すると発表した。
「シンギュラリティバトルクエスト2024」は、日本の次世代を担う卓越したAI/ICT人材の発掘・育成を目的とした産官学連携プロジェクトとして発足した、パソコン部、ロボコン部、情報処理部、eスポーツ部などコンピューター系部活に所属する高校生を対象とした「ギーク系」 高校生のためのAI甲子園。
今大会では、先ごろ「learningBOX」に実装されたAI活用の「顔認証」「ブラウザ監視」の不正対策機能を初めて活用する。これにより、安全性と平等性が担保された大会運営を実現する。
クラウド型eラーニングシステム「learningBOX」は、IBT・CBT試験の需要拡大に伴い、「なりすまし受験」「カンニング」などの不正行為を防止しながら公平性を担保した試験運用を実現を目指し、今年6月に「顔認証」「ブラウザ監視」などの機能拡充を実施した。
ユーザー情報として受験者の「本人写真」を登録し、試験開始時にAIによる「顔認証」を実施。顔認証に失敗した場合、試験を開始できなくすることも可能で、なりすましによる受験を防止することができる。
試験中に別のタブが開かれたり、全画面表示が解除されると警告を表示。警告の表示が一定回数を超えたり、指定した時間内に試験を再開しない場合は、試験を強制終了させることもできる。また、試験中に受験者の様子を撮影(一度の試験で最大30枚まで)することも可能。撮影はランダムに行うほか、ブラウザ監視で警告が表示されたタイミングで行うこともできる。
「learningBOX」選定理由として、シンギュラリティバトルクエスト実行委員会の武藤裕介委員長は次のように述べる。
「CBT試験を実施する際の主催者側の永遠の課題は「カンニング」と「なりすまし」です。現状では遠隔管理のオンラインでテストを実施する以上、主催者から「不正行為を行うと失格となります」と注意する以上の有効な手立てはなく、参加者の性善説に依存せざるを得ませんでした。そのため、今後は不正対策機能の強化に大きな期待を寄せています。これにより、大会の信頼性と公平性がさらに向上すると考えています。
来年の大阪・関西万博に合わせて世界大会を計画しており、learningBOXの多言語対応を活かして、世界中の高校生にAI/ICT人材の発掘と育成の機会を提供したいと考えています」。
第5回全国高等学校AIアスリート選手権大会「シンギュラリティバトルクエスト2024 」