上智大学は、昨年4月に開設した大学院「応用データサイエンス学位プログラム(修士課程)」において、実践的なスキル習得、自律的なキャリア形成を目的とする単位取得型インターンシップを実施した。クロスキャットとの連携。同社のAIやデータサイエンスなど先端技術の知見やノウハウなどを活用した。
今回のインターンシップは、学生たちにとって実戦的なスキル習得につながるプログラムを5日間にわたって行われた。具体的には、同社の開発製品であるクラウド型勤怠管理システム「CC-BizMate」に蓄積している勤怠データを分析し、有益な情報の抽出から付加価値を高めるための新機能の提案までを行うという内容だ。
参加した大学院生2人は、同社のデータサイエンティストのアドバイスを受けながら実践的な分析にチャレンジ。最終日の成果発表で具体的なフィードバックを受けた。その後の座談会やビジネス事例の紹介などを通じて、ビジネスの現場に即した知見に触れることで、データサイエンスの学習意欲をより高めた。
参加学生からは、「実データを扱うのが初めてで、前処理に時間がかかるなど思った以上に授業通りにいかなかった。授業では知識をインプットしているだけで、アウトプットができていなかったことに気づかされた」「先輩から沢山アドバイスをいただき、様々な分析手法を学べた。まだまだ不足している部分があるので、今後の授業に励みたい」などの感想が寄せられた。