プラスアルファ・コンサルティングは、同社の統合型スクールマネジメントシステム「ヨリソル」において、従来の教育データの管理・分析といった教育ダッシュボードに加えて、新たにAIを活用した不登校予兆検知機能を追加し、提供開始した。これにより、不登校児童生徒の傾向もダッシュボード化し、不登校予兆発見後の学校側の対応状況をモニタリング、対応レコメンドすることが可能となる。
ヨリソルのAIを活用した不登校予兆検知機能の概要は以下のとおり。
外部システムとの連携に加え、ExcelやPDF、紙ベースのデータ、さらには保護者からの問い合わせ履歴、教職員の人事情報や指導履歴まで、子どもたちの可視化に必要なあらゆるデータを統合することができる。
過去不登校になってしまった不登校児童生徒の発言傾向やデジタルドリルの利用履歴などを、テキストマイニングをはじめとする30種類以上のパターンで分析・深堀することで、出席日数など従来の校務系データだけでは見落とされていた潜在的な不登校リスクを早期に発見することが可能となる。
蓄積された様々な教育データ及びHR(Human Resource)分野で培った豊富なアセスメントノウハウをもとに、不登校予兆モデルを構築した。
定期配信される子どもアセスメントでは、回答状況に応じて、家庭環境や友人関係など、より詳細な情報を取得するための追加質問を配信するなど、きめ細かい対応が可能となっている。児童生徒自身の状況に加え、周囲の関係者の回答を分析することで、多角的な視点から不登校の兆候を捉えることができる。
不登校予兆のある児童生徒の自動抽出やアラート機能に加え、専門家のナレッジとヨリソルの教育ダッシュボードを組み合わせ、学校/家庭/各関連機関の取るべき対応を学校向けにサジェストするなど、教職員の業務負担を軽減する機能を実装。また、教職員評価機能をはじめ、組織変更や人事異動における影響度を可視化する異動シミュレーション機能や教職員の残業時間から過重労働者を抽出するタレントマネジメント機能などをオール・インワンで提供することで、教職員の長期的なキャリア形成をサポートする。