東京学芸大学とカナメプロジェクトは共同でGPT-4o等のAI技術を活用して自動でレポート等のフィードバックをするシステム「教育用AIフィードバック with KanameEngine」を開発。広く教育現場で活用されることを想定して無料公開・ユーザー募集を開始した。
東京学芸大学では現在、「教育のためのデータサイエンス」という1,000人以上が履修する授業がある。同授業では、履修者全員の提出レポートに対して教員やTA(ティーチングアシスタント)が一人ずつコメントを付けていくことは、工数等の観点から持続的な運用方法ではないため、両者が共同で、AIが自動でレポートのフィードバックをするシステムを開発して試験的に導入。学びにどのような影響があるかを検証した。
同授業は、前期で全7回構成のものが2回行われる。前半7回の授業が終了し、AIからのフィードバックを受けた履修者の感想を集計した結果、以下の結果が得られた。
これらの結果を受け、同授業用に構築したものを基に、誰もが扱えるよう仕組みや手順等を簡易化したものを「教育用AIフィードバック with KanameEngine」として無料公開することとした。本システムでは、Google スプレッドシートを活用する。
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