小・中・高等学校向けの教科書を発行する光村図書出版㈱は、保護者と子供に向けたコンテンツ「夏休み! 国語辞典と仲良くなろう」を7月24日(水)にWebサイトで公開した。「夏休み! 国語辞典と仲良くなろう」は毎年恒例となった夏休みの保護者と子供に向けたコンテンツの新企画。今年は日常生活を支える語彙力を身につける時、大きな味方となってくれる「国語辞典」を取り上げた。
「夏休み! 国語辞典と仲良くなろう」の執筆者は、辞書にまつわる記事を数多く手がけ、辞書愛好家のイベント「国語辞典ナイト」の出演者としても活躍しているライターの西村まさゆき氏。100冊以上の国語辞典を自宅に持ち、国語辞典に慣れ親しんできた西村氏が、自由研究のヒントとして、自分だけの国語辞典の作り方や国語辞典を使った遊び方を紹介している。
国語辞典を調べると、自分が普段使っている言葉や好きな物事に関わる言葉が載っていないということが多々ある。そこで、国語辞典に載っていない言葉を集めて、自分のための、自分だけの辞書を作るという企画。国語辞典の基本的な構成要素、“国語辞典ふう”の解説にするため、以下のポイントについて紹介する。
①そもそも国語辞典にはどんな言葉が載っているのか?
②自分が興味のある、あるいは詳しいジャンルの言葉を調べてみよう
③国語辞典ふうの解説はどんなふうにすればよい?
④参考までに筆者が作った「自分のための鉄道用語辞典」を掲載する
「国語辞典は言葉の意味を調べるときに使えばよい…」と思っている人は、 すぐにその考え方を捨ててください。実は国語辞典1冊があれば、それを使ったゲームが楽しむことができる。今回は比較的少人数で簡単にできるものを中心に、①ズッキーニ、②逆からブランチ、③見開き見出し語当てゲーム、④国語辞典ボーナスしりとり、など4つのゲームについてまとめてみた。
〈執筆者プロフィール〉
西村まさゆき(にしむら・まさゆき)
ライター。鳥取県出身、東京都在住。国語辞典を集めているうちに国語辞典マニアのイベントを行うほどになってしまった。めずらしい乗り物に乗ったり、地図で見た気になる場所に行ったり、辞書を集めたりしている。コンテンツサイト「デイリーポータル Z」への寄稿、辞書愛好家のイベント「国語辞典ナイト」への出演など幅広く活躍。著書に『ぬる絵地図』(エムディエヌコーポレーション)、『押す図鑑 ボタン』(小学館)、『ふしぎな県境』(中公新書)など。