ベネッセコーポレーションは先ごろ、全国の小学3〜6年生とその保護者1,032組にChatGPTなどの生成AIの認知、利用経験や今後の利用意向、利用する上で大事だと思うことなどについてアンケート調査を実施した。その結果、生成AIを知っている小学生は23%で、そのうち利用経験があるのは7割に上ることが明らかになった。
生成AIを「知っている」と回答した子供233人(=認知層)に利用経験を聞いたところ、7割が利用経験を持つことがわかった。
生成AIを「知っている」と回答した保護者542人(=認知層)に、子供が生成AIを利用することをどう思うか聞いたところ、66%の保護者が利用に肯定的(「積極的に使ってほしい」「少し使ってみてほしい」)だった。
さらに、肯定的な回答をした保護者と否定的な回答をした保護者のそれぞれに理由を聞きいた。利用に肯定的な(「積極的に使ってほしい」「少し使ってみてほしい」)保護者の意見でもっとも多い理由は「新しい技術の活用力を養うよい機会になりそうだから」。
一方、否定的な意見(「あまり使ってほしくない」「まったく使ってほしくない」)の保護者の回答理由でもっとも多いのは「自分で考えなくなりそうだから」であった。
生成AI認知層の約9割の子供が利用に肯定的(「たくさん使いたい」「少し使ってみたい」)。否定的な意見(「あまり使いたくない」「まったく使いたくない」)は約1割であった。
生成AI認知層のうち、前問で今後の生成AI利用に肯定的な意見を持つ子供と保護者に生成AIの利用希望を聞いた。もっとも多いのは、親子ともに「好きなことについて調べる時」。
どの項目も親子で同程度。中でも「個人情報は入力しない」ことを大事だと思うスコアがもっとも高い。
選択肢:とても大事/まあ大事/あまり大事ではない/まったく大事ではない/わからない ※グラフは「とても大事だと思う」「まあ大事だと思う」の合計
【調査概要】
調査対象:小学3年生~6年生とその保護者1,032組
調査期間:6月24日~26日
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査項目:生成AIの認知、利用経験や今後の利用意向、利用する上で大事だと思うことなど