横浜市教育委員会は7月3日、ポプラ社と連携協定を締結し、市内の9校で同社の運営する電子書籍読み放題サービス「Yomokka!(よもっか!)」の試行導入を開始した。試行導入は過大規模校等で行い、「急増する児童生徒数に対応しようにも、学校図書館のスペースが限られているため物理的に図書を配架しきれない」「読書や調べ学習の授業を行いたいが、学級数が多いため、学校図書館を学級単位で使える割合が少ない」などの課題の解決を図る。
今回の試行導入は、読書機会の確保に困難さがある「過大規模校等(学級数31以上)」9校で実施する。児童生徒や教職員等、合計約10,000人が当該電子書籍サービスを利用。1人1台端末から38 社の4,300 冊が読み放題となる。
今回の取組にあたっては、横浜市立学校における読書活動の推進及び当該サービスの効果検証や向上を図ることを目指し、市教委とポプラ社との間で連携協定を締結。対象校において、教職員へ電子書籍サービスの活用に必要な研修の実施や、電子書籍サービスの活用にかかるフィードバック、成果や課題の共有、改善などで協力して取り組む。