摂南大学は7月10日、医療的ケア児への支援と看護学部生のキャリアパス拡大を目指し、看護学部に養護教諭一種免許状を取得可能な教職課程を2025年4月より開設すると発表した。募集定員は1学年10人程度。
2021年に「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が成立し、学校設置者に医療的ケア児への支援拡充と看護師等の配置が求められるようになった。また、学校が医療的ケアを導入・推進するにあたり、コーディネーターとしての役割を担うことができる看護師資格を有する養護教諭への社会的ニーズが高まっていることを受け、看護学部に養護教諭一種免許状を取得できる教職課程を設置することとした。
同学の看護学部は、看護師・助産師・保健師の資格が取得可能であり、かつ保健師課程を修了した学生は養護教諭二種免許状を取得できる。これらの資格等に加えて養護教諭一種免許状の取得が可能になることで、社会的ニーズに対応するとともに、医療分野のみならず学校保健の場においても中核的役割を担い、生涯にわたって活躍できる人材の養成に取り組む考えだ。