四国大学は7月8日、新学部「デジタル創生学部デジタル創生学科(仮称)」の2026年4月設置を目指し、今年度末の認可申請に向けて準備段階にあると発表した。
設置にあたっては、国が2022年度に新設した「大学・高専機能強化支援事業」デジタル・グリーン等の特定成長分野をけん引する高度専門人材の育成に向けて、意欲ある大学・高専が成長分野への学部転換等の改革を行うことを支援する助成事業の助成金を活用する予定。
デジタル創生学部が育成する人材像は「情報科学と経済・経営的思考を併せ持ち、最新デジタル技術やICTを活用して社会の課題解決や地域の活性化に貢献できる『実践的デジタル人材』」。
同学部では、最新のデジタル関連施設・設備を整備し、多彩な分野を志向可能とする文理融合の実践型教育を実施する。AI・情報システム、デジタルイノベーション、メディアデザインに関する科目群を設け、専門知識や技術を修得するとともに、興味や関心に応じて各科目群を横断的に学修可能とする。募集定員は100人。
デジタル創生学部(仮称)を卒業したデジタル人材が活躍する業界業種は、情報システム業界のみならず、製造業やサービス業、インフラ、農林漁業に至るまで多岐にわたることが見込まれています。国、県や市町村、県内外の高校、地元経済界などの学外諸機関との密な連携により、実践的知識や技術の修得を目的とした授業やフィールドワークを実施し、地域社会および経済に貢献できる人材を育成して参ります。