長崎県西海市と朝日学生新聞社は7月3日、児童の読解力向上を目的に、同社が提供する学校向けデジタルサービス「朝日小学生新聞 朝日中高生新聞デジタルforスクール」を活用した実証実験を開始すると発表した。対象は小中学校あわせて11校。今年度中、各教科の授業や朝学習の時間などで同サービスを活用する。
「朝日小学生新聞 朝日中高生新聞 デジタル for スクール」は、同社が発行する「朝日小学生新聞」「朝日中高生新聞」をデジタル化した学習支援サービス。1人1台端末に対応し、IDとパスワードを入力して手軽に記事を閲覧することができる。調べ学習に役立つ記事検索やニュースを題材にしたワークシート、切り抜き紙面のダウンロード機能など教育現場で利用しやすい機能も搭載している。
今回の実証実験は、教育DXを推進する同市の取り組みの一環。同市教委では今後、「小・中学校の取り組みの様子を分析し、学力向上対策及び校務改善に生かしていきたい」としている。