NPO法人青少年科学技術振興会FIRST Japanは、日本の小中高でのSTEAM教育の普及を目的に2024年度の「FLL学校チャレンジ」を実施。世界110カ国で開催されるSTEAM教育プログラム/ロボット競技会「ファースト・レゴリーグ(FLL)」への参加を通じて、STEAM教育に取り組む小中高を7月31日まで募集している。
参加する学校にはレゴ社のロボットキットやFLLセットの無償提供、教員向け講習会の実施など、予算・教材・指導者不足の学校でも、STEAM教育に取り組める学習環境を複数年にわたり提供する。
7月20日に応募希望の学校向けにオンライン説明会を実施する。
FLL学校チャレンジは、全国の小中学校でのSTEAM教育・探究学習の普及を目的としたチャリティープログラム。世界の教育機関で普及しているSTEAM教育プログラム/ロボット競技会「FLL」への参加機会を提供し、学校でのSTEAM教育と探究学習の実践を応援するもの。
本チャリティープログラムは「FLLに参加してみたいが、予算と指導者不足で参加が難しい」という公立小学校の声をきっかけに2017年に始まり、これまで全国から47校が参加している。
FLL は、米国の教育NPO団体FIRSTとデンマークのレゴ社が共同で運営する、STEAM教育プログラム兼ロボット競技会。科学技術に関する課題解決を目指す「探究プレゼンテーション」と、レゴ社のロボットキットを使用した「ロボットゲーム」で構成されており、子供たちがチームで楽しみながら学び、チームワークや問題解決能力を育むことを目的としている。
2024年度の大会テーマは「海洋探査」で、8月6日に大会の詳細ルールが世界で同時に発表されシーズンが始まる。日本では12月に予選大会、翌年2月に全国大会が開催され、さらに世界数か所で世界大会も予定されている。
参加する学校には、FLLで使用する「レゴ社のSTEAM教材」「FLLミッションセット」の提供、「大会参加費の割引き」「教員向け講習会」の実施など、機材や指導者がいない学校でもFLLを通じてSTEAM教育や探究学習に取り組める環境を複数年にわたり提供する。
参加する学校はFLLが提供するカリキュラムに沿って3~4カ月間の活動に取組み、活動のフィナーレとして12月に開催される予選大会に参加する。なお、大会には出場せずに、学習の成果を発表会として学内でミニFLL大会を開催する形でもよい。
全国の小中高等学校(国公私立問わず)
FLL Challenge(小学4年~高校1年):6校、FLL Explore(小学1年~小学3年):4校
7月31日(水)まで
「FLL学校チャレンジ」申込フォームから申し込む
書類選考。応募多数の場合は抽選。
8月2日(金)
7月20日(土)13:30~14:30 ※事前登録制
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